こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
本日2019年8月4日(日) 狛江エコルマホールにて「矢野顕子ピアノ弾き語りライブ」を見に行ってきたので感想をレポートしたいと思います。
狛江エコルマホールは昨年12月に見た渡辺香津美ジャズ回帰トリオ以来でした。
お待たせしました!2011年のライブが大好評で、早速2014年にアンコールライブを実現、
そして、再びラブコールを送り続け、ようやく3回目の実現です!
実は前回2014年の時にも見に行って今回が2回目の矢野顕子のライブです。前回もすごく盛り上がったので、また狛江で見ることができて、狛江市民としてはうれしい限りです。
狛江エコルマホールは全部で730席ぐらいなので、チケット発売後あっという間に即完売という感じでした。
では、ライブレポート&感想をまとめてみたいと思います。
セットリスト
いつも狛江でやるときには終演後に、セットリスト張り出してくれるのでありがたいです。
今回は、「ふたりぼっち」を中心に様々なカバーやオリジナル曲を中心に演奏されていました。
そうそうたるメンバーですね。
・父(奥田民生とのコラボ)
・横顔(大貫妙子とのコラボ)
・昨日にドドンパ(石川さゆり)
特に印象的だったのは、Yukiとのコラボの「バナナが好き」
なんと普段Yukiは作曲はせず作詞をしているのに、矢野顕子とのコラボのこの曲はYuki作曲、矢野顕子作詞とのこと。ですが、Yukiの作曲した曲でも矢野顕子が歌うと矢野顕子オリジナルの曲に完全になっちゃっうんだなぁと。歌詞にバナナがあまりに多く登場しすぎて、頭に今でもメロディーが残っています。さすがです。
また、「昨日にドドンパ」という曲では、「ドドンパ」という言葉のいきさつを説明しながら、観客の手拍子と一緒に会場一体で盛り上がりました。やはりこういうお客さんと一緒にやるライブって盛り上がっていいですよね!
ドドンパの起源については諸説あるが、米国領時代のフィリピンで流行したマンボが源流であるとの説が有力である。フィリピンから大陸に渡ったフィリピン・マンボは、四拍子の2拍目にアクセントがある特徴があった。1960年、フィリピン・マンボの存在を知ったアイ・ジョージがジャズ・セッションなどで徐々にアレンジを加えてゆき、4拍目に三連符をおき、3拍目に空白を置くというリズムがとられる。これの4拍目、2拍目が「ドドン」「パ」と聞こえたため、曲調の名前がそのまま「ドドンパ」になった
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そして最後は名曲「ひとつだけ」を演奏していました。いやーあのイントロが流れた時はぞくぞくしちゃいました。もう最高です!
全部で1時間半ぐらいでした。休憩も全くなし、ずっとしゃべりっぱなし・弾きっぱなしだったのですごい体力だなーと。そしてMCもこれまためちゃめちゃうまい。
矢野顕子の魅力
独特のアレンジ
今回のライブパフォーマンスを見て、改めて矢野顕子はオンリーワンだなと思ったのは、歌いながらピアノで弾くバッキング(伴奏)ですね。
歌とピアノを同時に演奏しているので、ピアノが必ずしも伴奏だけにならず、歌に合わせて時には、ベースになったり、時にはギターになったり、時にはパーカッションになったり、自由自在に歌と融合されます。あの組み合わせに観客は一気に矢野ワールドに吸い込まれていました。
矢野顕子流弾き語り
矢野顕子のもう1つの特徴は、歌詞と「しゃべるように歌う」歌い方かなと思いました。矢野顕子の歌詞ってすごいシンプルなようで奥が深いというか、メッセージ性がある歌詞で一度聞くと頭から離れなくなる中毒性があるように思いました。
きれいにメロディーに乗せてきっちり歌うとそれはそれでいいんだけど、それだと逆に響かないのかなと。あえて、矢野顕子流うねりの入った歌い方や音程なくした「しゃべり口調」で歌う歌い方でピアノに乗せていくことで、いわゆるただの弾き語りではなく、ジェットコースターに乗ったような波の上下に演奏に観客の心を惹きつける魅力が生まれるんだろうなぁと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
5年ぶりの矢野顕子でしたが、64歳とは思えない圧倒的なパフォーマンスで観客も大盛り上がりでした。普段はニューヨーク在住のため、日本で見る機会は少ないですが、またぜひ狛江に来てライブやってもらいたいですね。
今度は、ベースとドラムを加えた「矢野顕子トリオ」も聞いてみたいなと感じたライブでした。素晴らしかったです!