こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
2018/10/15(月) 表参道BlueNoteにて「Bob James Trio」を見てきました。
コンテンポラリー・ジャズ界を代表するトップ・ピアニストが
話題の最新作を携え、気鋭メンバーとのトリオで来日数々のグラミー賞に輝くコンテンポラリー・ジャズ~フュージョン界のオピニオン・リーダー、ボブ・ジェームスが新たなトリオで登場する。クインシー・ジョーンズに才能を見出され、’70年代には名門CTIレーベルのキーボード奏者/アレンジャーとして活躍。’90年には現在も続く人気ユニット“フォープレイ”を結成した。
今回は要注目の気鋭ベース奏者マイケル・パラッツォーロ、ダイアン・リーヴスやデヴィッド・サンボーンとの共演でも知られるドラム奏者ビリー・キルソンとのステージ。8月31日リリースのアルバム『エスプレッソ』の楽曲を中心に、研ぎ澄まされたピアノ・プレイ、ポップなメロディ・ラインが満喫できる一夜となるだろう。
Bob James(p)
Michael Palazzolo(b)
Billy Kilson(ds)
今回初めてBob Jamesを生演奏で見ました。今まではQuartet編成やFourplayなどでたびたび来日公演していたようですが、トリオはかなり珍しい編成です。
Bob Jamesというと、ジャズというよりフュージョン色が強い印象がありますが、アコースティックのピアノトリオも素晴らしいです。コンテンポラリージャズというやや現代的な印象が強いですが、その中でも今回のライブで目に付い たの彼のアレンジセンスでした。
今回演奏した曲の中にもスタンダードがあるのですが、完全にBob James アレンジされているのです。Bill Evansで有名なMiles Davis作曲のNardis。
これが、彼の手にアレンジされるこんな感じに!
完全にBob Jamesのオリジナル曲みたいにきこえてきます。
めちゃくちゃかっこいいです。
収録アルバムはこちら
今回は、新しく発売した「エスプレッソ」を中心に演奏していました。
シンセサイザーを使ったHIP HOP調の曲から、過去のトリオアルバムの曲などバラエティーに富んだ曲を演奏していました。
名曲「Westchester Lady」
そして、最後の曲はBob Jamesの代表曲「Westchester Lady」
この曲をピアノトリオで演奏していました。
トリオ用にまたアレンジがされていて、より自由度が高い演奏になっていました。
リズムを変えたり速度を変えたり、ベースとドラムの2人も笑顔でついていくようにインタープレイをしているのが印象的でした。
そしてラストの曲が終わるもちろんスタンディングオベーション!
とても78歳とは思えない現役バリバリの演奏でした!
そしてアンコール
アンコールの拍手にこたえてすぐにステージに戻ってきて、アンコールを演奏。
アンコール曲は、まさかのジャズスタンダード「On Green Dolphin Street」をシンプルにピアノトリオでさらっと演奏します。そして、もちろんそれで終わりではありません。
その後オリジナル曲で間をつなげて、「Someone to watch over me」。ここではドラムもベースもなしで、ボブのピアノのみ。
観客の手拍子とピアノだけで演奏!会場にいると演奏者とオーディエンスのすごい一体感を感じます。まさかのストライド奏法で、大盛り上がり。何でも自由自在に操れるんですね!
Bobの名曲やスタンダード、さらにはオールドスタイルのストライド奏法まで聞けて大満足のライブでした。
安定のスウィンギンポテトとビールで月曜日から贅沢な夜を過ごせたのでした(笑)。