こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
今回も友人であるプロライター・特急太郎さんにインタビューを行いました。
今回のテーマは「稼ぎたいライター・ブロガー向け営業術」です。
営業ってどうしてますか?
最近はブロガーさん向けに収益化の稽古をつけたりしてます。
やっぱりブロガー・ライターさんなど、オリジナルの営業術があるんですか?
しかもオンラインで完結する方法が。
情報発信をすると仕事につながる?
ブログなりメルマガなりインスタなり、とにかく発信をしていると時たまそれがお仕事になってお金をもらえることがあったりします。
ライターを職業とされている方は
と思うかもしれませんが、これはブロガーさんでも同じことがいえます。運営しているブログでアドセンス収入・アフィリエイト収入以外にお金が発生するケースもあるというわけです。
今回はブロガーさんとライターさんそれぞれ「営業を取ってきてお金を稼ぐ」、という所にスポットライトを当ててご紹介していきます。
どんな仕事が入ってくる?
まずブロガーやライターをやっている場合、どんな仕事が入ってくるか紹介していきましょう。
ブロガーの場合
まずはブロガーについて。
企業タイアップ案件
一番多いのは、そして一番手っ取り早いのは企業タイアップ案件ではないでしょうか。
アフィリエイトやアドセンスも広告収益を目的としているのでこれと似たようなモデルにはなるのですが、タイアップ案件の場合は企業から直接連絡が入って
と連絡が来ます。
企業タイアップ案件はいわゆる純広告のような形で引き受けることになりますので、それなりの原稿料や掲載料をもらうこともできます。
有名なYouTuberやインフルエンサーなどは企業タイアップ案件の収入もかなり実入りが良いでしょう。当然ですがブロガーさんも企業タイアップ案件を引き受けることでかなりの金額を貰えることができるようです。
実際にそこまで名前が知れているわけではない、くらいの初心者~中級者ブロガーさんでも企業タイアップ案件で数万円から数十万円単位のお金がもらえたというケースもあるので、狙うのであればまずは企業タイアップ案件ではないでしょうか。
イベントへの出演
最近多くなってきているのが、トークイベントなど各種イベントへの出演打診です。
最近はメディアの方もテレビやラジオ、その他雑誌などの媒体に加えてWebの力がかなり強くなってきているので、Webでの影響力や情報発信力に優れている人をトークイベントに呼んでトークセッションをやろうなんていうイベントも増えてきました。
ブロガーさんとして実際に現場に出なければならないので顔出しOKというのが前提条件になってきますが、出演料はそれなりにもらえます。少なくともブログを運営しているだけでは得られないような金額になるのではないでしょうか。
ライターの場合
ブロガーでもこれだけ収益のポイントがあるのですから、そもそも文章を作って売ることを商売としているライターの場合は、これよりも幅広いお仕事の種類があります。
一般的なライティング案件
一般的なライティングって何だろう?と思われるかもしれませんが、これはSEOライティングなどが関係ない一般的な文章制作になります。
コラムだったり、お客さんが文章にしたいことをまとめたメモを元に綺麗な文章を作ったり、そういった案件となります。
自分の思いをうまく伝えることができなかったり、自分の思いをうまく表現することができない方がご依頼されることが多いのですが、この辺りは個人のお客様がメインとなるので、そこまでボリュームも大きくならない印象です。
受注のボリュームもそこまで大きくはならないので
・本業とは別の副業 ・ブロガーをやりつつ、ちょっとした文章制作の代行 |
くらいの人にはお勧めできると思います。
SEOライティング案件
Webライティングといえば。SEOライティングがメインとなります。
SEOライティングだけで毎月80万円以上を稼ぎ出しているライターさんなんかもいたりして、自分の得意分野とSEO対策の知識があれば、かなりのところまで進むことができると思います。
ただし、SEOライティングはある程度検索エンジンのアルゴリズムなどについて理解しておかないとまずいです。好き勝手に文章を書いてしまうと、検索に乗らなくなってしまうので意味がなくなってしまいます。
過去にブログ運営の経験がある方は
と日々なさっていると思うのでこの辺りの事をブログ運営で吸収したり独学で学んだりした方は、とっつきやすいジャンルかもしれません。
広告記事案件
広告記事とか記事LPとか、そういったキーワードで呼ばれることが多いのですが、SEOライティングから一歩先に行くとこのセールスライティング系の案件が入ってきます。
SEOはGoogleにそのホームページで文章を売り込むのに対して、セールスライティングは商品があり、その商品を購入したりサービスに加入してくれるようにお客様に訴え求めるというのがその役目となります。知識やセールス関係の知識が必要になってきたり、商品のことを深く理解して、ペルソナなどをうまく組み込んで行かなければならないので、SEOライティングよりも技術が必要となります。
という方もかなり多くいらっしゃいます。
売上に直結するライティングを担当することになるので単価は良いのです。
しかし、単価が良くても成果が見合わなければそこで退場になることも十分に考えられる世界なので、難易度は高いです。
反対にある程度の成果が出るようだと継続して使ってもらえたりするので、単価はうなぎのぼりになり
文字単価7円、8円でも安い! |
みたいな感じになる事もあります。
ライターさんから見て文字単価7円ー8円がアベレージになってくると売上がかなり変わってくるので、ブロガーさんの中でも商品の売り込みだとかタイアップ案件に慣れている方は、いきなりセールスライターを目指しても良いかもしれません。
署名記事案件
例えばバーグハンバーグバーグさんは、署名記事だとか広告記事に強いイメージがあります。
掲載先はそれぞれのクライアントのブログだったりドメインだったりするんですけど、記事を書いているのはそれぞれのライターさんが名前を出してやっているという感じですね。
この関係の記事は本当にライターさんとしてのネームバリューや知名度、そして実力によって相場が大きく変動するので、有名人になればなるほど、そして実力が伴えば伴うほど単価が上昇して行きます。
このレベルになると、文字単価でどうのこうのみたいな交渉ではなく、記事一本の取材や写真撮影などコミコミで何十万円~ウン百万円みたいな契約になるのではないでしょうか。
実力あるライターさんが行う企画はそれだけの広告宣伝効果がありますので相場としては決して高いものではないんですけど、個人の方が依頼するにはちょっとハードルが高いかもしれません。でもライターとして一度は目指してみたいのがこの水準ですね。
書籍出版
これはブロガーさんの方がどちらかというと多い話なのですが、書籍出版の話がくることもあります。
今までに掲載してきたブログ記事などを書籍化して、プラス「ちょっとした書き下ろし記事」を入れて出版してみませんか?みたいな話になります。
また、「Web媒体から紙媒体の出版が決まった」となれば業界の注目度も認知度もだいぶ変わってきます。
これを元に名前が売れて、新しい仕事にバンバンつながるようになったというライターさんも何名か知っています。
営業をとってくるにはなにをすればいいの?
だからこそ営業が必要なんです。
今回はオンラインを使った営業手法を紹介していきます。
情報発信をする
まずはとにかく情報発信しましょう。
お仕事を頼みたい人はその人の人となりや実績でそして実力がどのくらいあるのかということを「発信された情報をもとに」判断するしかありません。特にオンラインでの活動のみで営業を取ってくるとなると、相手に判断材料を少しでも多く与えなければなりません。
そのためには情報発信を行っていくというのが一番効果的です。ブログの記事を書くというのも良いですし、ポートフォリオ的にライターさんであればご自身が執筆したサンプル記事などを掲載したホームページを一つ持つというのも良いのではないでしょうか。
SNSを有効活用する
続いて考えられるのが、SNSの活用です。これもやっておいて損はありません。
ちょっとした労力はかかりますが、オンラインで活動するならSNSでの情報発信は避けては通れない道だと思います。最近は政治家ですら使っているくらいですから、SNSで拡散力や情報発信力は魅力あるものというわけです。
しかし、1,2週間にちょっと執筆したり投稿したり、、、これでは意味がありません。
SNSは情報が絶えず更新されてアップデートされていくわけですから、ちょっと更新があるくらいではすぐに情報が流れていってしまって意味がありません。できることならで24時間365日張り付いているくらいの勢いでやった方が結果的に仕事に繋がります。
個人的にはクラウドソーシングサイトに全く知らないクライアントに向けて実績紹介のメールを30通送るくらいだったら、Twitterで3時間つぶやき続けた方が結果的に案件が入ってくる可能性は高くなると思います。
その人の人となりや考え方、仕事がしやすいかどうかを判断してもらうための材料となれば良い話なので、常に仕事に関する真面目なツイートをしている必要はないですし、仕事関係の写真ばっかり投稿しなければならないということでもないと思います。
ただし、絶対にやってはいけないことがあります。
それは
公序良俗に反する内容をSNSのビジネスアカウントに投稿するということです |
こればかりは絶対に行ってはいけません。
ビジネスアカウントで不法行為をすればウケるだろうと思って安易な気持ちでこういう行為に走った人が何人か過去いらっしゃいましたが、今のところ全員と連絡がつきません。
何かしらの得意分野を持つことが重要
情報発信の傍で、何か一つ大きな武器を持ちましょう。
一つ武器を持つというのは例えば
・ある分野の専門知識が豊富 ・納品スピードがめちゃくちゃ早い ・外国語ができる |
などその人特有のスキルのことです。
とにかく文章を書くことができるというスキルに加えて、このような武器があることで掛け算になるわけですから、ライターさんの数が一気に減ります。
そうなることで単価もかなり条件が良くなりますし、交渉もしやすくなります。また仕事も入りやすくなるので、武器があるということは存分にアピールして行った方が良いと思いますよ。
料金設定をしっかり行う
意外ですが、料金設定がきちんと行われていないことで仕事をみすみす逃してしまうということがあります。
例えば、ブログをやっていて、少しでもブログを通じて営業をしようと思っているのであれば
・ブログの企画記事掲載をいくらでやります |
みたいな料金設定や料金表のページは絶対に作っておいて損はありません。
ライターの場合は、クラウドソーシングサイトに料金表を掲載しておくのはもちろんのこと、SNS上にも料金体系はきちんと明示しておいた方が良いです。こういった判断材料があるとないとでは、依頼のしやすさも雲泥の差です。
特にSNSには情報を書いていないけれどクラウドソーシングサイトのプロフィール欄には単価を書いてある、と安心しているライターさんも多いのですが、これはちょっと傲慢です。
SNSの情報を見て依頼したいと思った関係者が、わざわざクラウドソーシングのプロフィールページまで見てくれるかどうかと言えばそうでもないのです。プロフィールのページを探すのが面倒だから別のライターにあたろう、となってもおかしくはない世界です。
そのため少なくとも
・twitterのプロフィール欄に文字単価を掲載しておく |
このような工夫は必要です。
これがあることで、仕事の受注率がかなり上がったという話も聞きますのでおすすめです。
オンライン飲み会に参加する
オンライン飲み会というのは最近色々なところで行われていますが、決めた時間に集まってSkypeやズームなどのビデオチャットで離れたところから飲み会に参加するという方法です。
それぞれ日本全国あるいは世界中どこにいても時間さえ決めてしまえば飲み物を片手に集まることができます。顔を見ながら音声通話で話すことができるので、色々な情報交換ができたり、飲み会と同じようなアットホームな雰囲気だったり砕けた雰囲気で話をすることができます。
こういったところから
・面白いビジネスの話が出てくる ・ビジネスのネットワークが広がる |
といったことがあるので、参加するのもおすすめです。プロライター同士・ブロガー同士での交流の場として使ってみると、ぶっちゃけ話の中でお互いに様々な情報共有ができるのもメリットの一つですね。
また、ある程度の決定権がある方がオンライン飲み会に参加している場合、クラウドソーシングサイトなどを使って案件に応募して面接や選考を通過するというステップを全てすっ飛ばして本採用にこぎつけることができるケースもあったりします。
人脈を広げるうえではかなり有効な手段といえますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以下が今回のまとめです。
・ライターはもちろん、ブロガーも営業次第で稼げることがある
・オンライン完結型の営業活動は様々 ・何かひとつ大きな武器を持とう |
ブログはある程度育てていくのに時間がかかるため、ある一定の時期までは孤独との戦いです。ただブログを書くだけではなくうまくSNSやオンライン飲み会を使ってネットワークを広げていくことでさらに大きな仕事に繋がっていくということもあるので、うまく自分自身をアピールしていくこともとても大切です。
この記事が参考になれば幸いです。