STEVE GADD BAND@BLUE NOTE TOKYO【セットリストとライブレポート】

こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。

 

9/6(木) BLUE NOTEにて「STEVE GADD BAND」を見てきました。

自身のグループとしては約2年ぶりの登場  “ドラムの神様”が凄腕プレイヤーたちと繰り広げる迫力のプレイ、完璧なテクニック、至高の音色、唯一無二のグルーヴ。

ドラムの王者、スティーヴ・ガッドが、自身のバンドとしては約2年ぶりの登場を果たす。’70年代からカテゴリーを超えて活動、“スタッフ”、“ガッド・ギャング”等を経て、'95年から2015年にかけてはエリック・クラプトンのツアー・バンドでも演奏。

“スティーヴ・ガッド・バンド”はマイケル・ランドウ、ジミー・ジョンソンらジェームス・テイラー・バンドの同僚と結成したユニットで、去る4月リリースの最新作『スティーヴ・ガッド・バンド』ではメンバーの自作に加え、昨年逝去した英国のギター奏者アラン・ホールズワースの楽曲も取り上げている。音楽のすべてを知り尽くした名手たちによる、飛び切りの4デイズが待ち遠しい。

Steve Gadd(ds)
Michael Landau(g)
Kevin Hays(key)
Jimmy Johnson(b)
Walt Fowler(flh,tp)

(※BLUENOTEホームページより引用)

Steve Gaddというドラマーは、フュージョンとストレートなジャズどちらもできるマルチプレイヤーというイメージがあります。
あの有名な70年代のStuffから始まり、Gadd Gangなどの数多くのフュージョンバンドを結成し、その裏で非常に多くの録音にサポートミュージシャンとして参加しています。

その一方で、ジャズもかなりの名盤に参加しているのです。
例えばジャズギタリストの有名なジムホールの名盤「アランフェス協奏曲」でドラムを叩いているのは、なんとSteve Gaddなんです。
また、90年代最後にBLUENOTE東京でライブ録音されたピアニストのミシェル・ペトルチアーのアンソニージャクソンとの最強トリオのドラマーも彼です。

ジョーサンプルやエリッククラプトンとのジャンルを超えたバンドが結成できるのも彼のドラマーとしての信頼があるからでしょう。

GADD BANDとは?

そして、今回のGADD BANDツアー。
昨年チックコリアとバンドを東京JAZZで見たときはジャズがメインでしたが、今回のライブではブルースやジャムといったさらに即興性を重視したライブでした。
Steve Gadd
初日からBLUE NOTEは超満員です。日本では大人気のドラマーです。
最新アルバム「Steve Gadd Band」を中心に演奏していました。

まとめ



今回のメンバーで特に光っていたのは、ギターのマイケルランドーとトランペットのウォルトファウラーでした。
基本的に8ビートの曲が続く中、トランペットがとてもメロディアスなんです。全然アウトしてない。それが逆にガチャガチャしない音楽にまとめていて、そしてかつ前に出すぎないとてもバランスのいい役割を果たしていたように思います。
そして、ランドー氏。こちらはもう聞かせまくりでした。セッションギタリストとしても非常に信頼の厚いギターリストですが、ギターイントロから入る曲はあの「独特の間」が非常にずるいです。完全に客をもっていってます。弾きまくる・抑えるのポイントが絶妙で見事に観客の心をつかんでいました。
ピアニストのケビンヘイズ
このピアニストは以前からトリオのライブを見に行ったり、Joshua Redman(ts)やChris Potter(ts)などのバックで演奏しているCDをよく聴いていたので、完全にジャズピアニストとして見ていたのですが、ソウルフルなブルージーなフレーズもガンガン出ていました。
そして自らマイクを使い歌っていたのに驚きました。(そして歌も結構うまい。笑)
ベーシストのJimmy Johnsonは、Gaddともう旧知の仲といった感じで、アイコンタクトをしながら楽しんで演奏しているという感じでした。彼のオリジナル楽曲を多く演奏していましたが、キメが結構エグカッタです。でもバンドの相性はピッタリ。
そしてドラマーのGadd.今回はリーダーという立場よりも、サイドのメンバーを引き立たせる役といった感じが強かったです。まさにインタープレイですね。
相手の呼吸に合わせて、ドラムを操っていく。。。まさに神様。時々ピッとスイッチが入って、ガンガンドラムが激しくなっていく人間らしい部分もあったりして、観客は大喜びでした。
即興ジャムセッションといっても、ここまでハイクオリティーなパフォーマンスはなかなか見れないように思いました。そして、5人とも白人でガッドも今年で73歳なのに、現役バリバリって感じでした。
じいちゃんになっても昔からの友達と音楽を楽しんでるっていう感じが伝わってきました。バランスの良い最高のギグでした。終了後は、スタンディングオベーションだったことは言うまでもありません。


ブルーノートのコスパ最強料理

BLUE NOTEってすべてが高いです。食事も料理も。その中で1つおすすめをご紹介します(笑)
それが、スウィンギンポテト(850円)
Steve Gadd
ポテトで腹にもたまるし、量もそこそこそこ多いのでコスパ的にはNo1です。
以前はもう少し安かったのですが、850円でこの量なら納得の価格です。味も結構おいしいです。ぜひBLUE NOTEに来た際にはお試しください。