こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
僕は外資系コンサルティングファーム「アクセンチュア」でエンジニアとして働いていました。
そんな元社員が今回は、「コンサル職とエンジニア職の違い」について紹介していきたいと思います。
アクセンチュアの会社概要
まずは、アクセンチュアの紹介をします。
名称:アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd)
創業:1962年、事務所開設
設立:1995年12月
資本金:3億5千万円
従業員数:11,000人以上(2018年12月1日時点)
事業内容:「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供
アクセンチュアホームページより
自分が在籍していた当初2014年は5000人ぐらいだったので、わずか5年で2倍以上に増えています。
採用活動にもかなり力を入れているようで、紹介制度なども充実していました。アクセンチュアでは「経営コンサル」をメインとしてデジタルを活用した「ITコンサル」「ITサービス」の提供を行っています。
アクセンチュアジャパンではこの中でもITを軸としたサービスに力を入れており、その中で
・ITコンサルタント(コンサル職) ・ITエンジニア(エンジニア職) |
という2つの職種に分かれています。
今回はこのコンサルタントとエンジニアの違いについて解説していきます。
アクセンチュアの職種と給与テーブル
アクセンチュアの職種は、大きくエンジニア職とコンサル職に分かれています。
ではこちらについてどのようなランクがあるのか紹介していきましょう。(※想定年齢はあくまで自分がかかわった人たちの平均を想定しています)
エンジニア職の場合
自分が在籍していた時のだいたいの平均年齢です。もちろんこれよりも早く昇進している人もいましたし、遅い人もいます。
クラス | 想定年齢 | 想定年収 |
アソシエイト | 大卒1~2年目 | 350万 |
アナリスト | 23歳~27歳 | 350-450万 |
シニアアナリスト | 25歳-29歳 | 450-550万 |
チームリード | 30歳~35歳 | 600-750万 |
アソシエイトマネージャー | 35歳~40歳 | 750-850万 |
マネージャー | 38歳~43歳 | 850-1000万 |
シニアマネージャー | 42歳~ | 1000-1200万 |
マネージングディレクター | 無理? | ?? |
エンジニア職(SE職)の場合には、別途ボーナスが追加されます。年に2回ほどありました。
年収何か月分という感じではなく、多くても年収1か月分ぐらいでしたね。(2016年の話)
マネージャー以上になると残業代は一切出ないので、残業が多いプロジェクトだと、アソシエイトマネージャーのほうが給与がいいということもあります。
コンサル職の場合
コンサル職の場合の給与テーブルです。
クラス | 想定年齢 | 想定年収 |
アナリスト | 大卒1-3年目 | 450-550万 |
コンサルタント | 25歳~30歳 | 550-750万 |
マネージャー | 30歳~35歳 | 800-1000万 |
シニアマネージャー | 35歳~40歳 | 1200-1500万 |
マネージングディレクター | 40歳~ | 2000万- |
コンサル職の場合は、完全に年棒制のためボーナスはありません。
残業代は別途追加されます。マネージャー以上になると残業代は一切出ないので、残業が多いプロジェクトだと、コンサルタントのほうが給与がいいということもまれにあるようです。
入社するならコンサル職を目指すべき
上記の給与テーブルを見るとわかると思いますが、コンサル職とエンジニア職では給与テーブルが全く異なります。
エンジニア職はクラスが多いため、昇進をコンスタントにしていかないと給料が上がっていきません。しかし、コンサル職で入ることができれば遅くても30歳前後で大台1000万を超えます。
エンジニア職の場合マネージャーになってもぎりぎり1000万に届かないため、1000万を越えるのは40台になってからという印象が強いです。
そのため、もし入社を考えているのであれば「コンサル職」で入社することをオススメします。
しかしこんな疑問が出てきます。
実際にエンジニアとコンサルってどれだけ仕事内容が異なるかといわれれば、個人的な回答としては
どちらで入っても仕事内容はそこまで変わらない |
です。
私のいた現場では、コンサル職もエンジニア職も特に職種を考慮して仕事を割り振られてはいませんでした。
・コンサル職・・・・上流工程 ・エンジニア職・・・下流工程 |
こんなイメージがあるかと思います。
しかし実際は
・コンサル職がコーディングを行う ・エンジニア職が要件定義を行う |
なんてことも普通にありました。
あくまで在籍していたプロジェクトに限った話のため、一般的にはまとめられませんが、在籍していたプロジェクトでは特に明確に職種ごとに分けて、メンバーをアサインしているということは感じませんでした。
それよりも担当プロジェクトにどれだけ精通しているかによって仕事の幅広がるため、プロジェクトに長く在籍していて業務知識もある人は必然的に要件定義など上流工程をやらざるを得ないと感じが強かったです。
そのため長く同じプロジェクトに在籍していると、抜け出すことも難しくなり人によっては入社して10年同じプロジェクトにいるという人もたくさんいました(※平均的には2-3年でプロジェクトが変わる前提)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はアクセンチュアの「コンサルとエンジニアの違い」について紹介しました。
今回のまとめです。
・アクセンチュアに入社するなら断然「コンサル職」がおすすめ
・コンサル職であれば30前後で1000万を狙えることができる。
・コンサル職とエンジニア職でやる仕事内容はそこまで変わらない。
・プロジェクトに長く在籍すると必然的に上流工程をやる可能性が高い |
アクセンチュアの入社を考えている方は「コンサル職」で入社することをお勧めします。
採用基準はエンジニア職よりはハードルが高いですが、入ってしまえれば、実際やる仕事内容はそこまで変わりません。
仕事内容がそこまで変わらないのであればコンサル職を目指し高収入でスタートを切るべきだと自分は思います。ぜひ参考になれば幸いです。