こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
我慢してたのについ食べてしまった・・・
スマホをいじってしまって勉強がさぼってちゃった・・・
目先の利益だけに囚われて転職するリスクとは?
目先のこと、たとえば、「年収がいいから」とか「有名企業だから!」など、目先の利益だけに囚われて転職すると、落とし穴にはまる可能性があります。では実際にどんな落とし穴があるのか、紹介していきましょう。
想像していた仕事と違う・・・
目先の年収や待遇にばかりとらわれた転職をすると、「希望していた仕事ができない」なんてことがあります。
入社前に約束したとおりの金額をもらえて、ひとまず年収アップは達成できたとします。ところが、実際の業務内容が希望とずれていたというパターンです。
あまり得意でない仕事や今までやったことのない仕事では、時間や手間ばかりかかって割に合わないことはよくあります。そもそも約束が違うと感じて、やる気を失ってしまうこともあります。
そんなことになると、結果として転職先であまり成果を上げられなくなる可能性が高くなってしまいます。中途入社は、基本的には即戦力を求めているわけですので、ある一定の期間内で結果を出せないと、「この人はできない人だ」と社内の風当たりが強くなってしまうということを認識したほうがいいでしょう。
そうなると、入社した翌年は年収がダウンしてしまったり、周囲の評価が下がり、入ったばかりの会社に居づらくなってしまったりする、なんてこともありえます。転職の意味がないどころか、転職したことがマイナスになってしまう、なんてこともあり得てしまうのです。
将来的にオワコンな業界になるかもしれない
今勢いがあったり、儲かっていたりする業界に転職するのにもリスクが実はあります。将来的に「オワコン」な業界になるかもしれないからです。
流行の商品や店、人気の芸能人が、しばらくすると消えていることに気付くことはありませんか?近年は、トレンドのサイクルはどんどん短くなっています。
これはビジネスの世界においても同様です。業界として今勢いがあったり今儲かっていたりしていても、次第に勢いを失ったり、何かのきっかけで急に消えることは枚挙に暇がありません。
今勢いに乗った会社に入りたい!と思った場合、その5年先・10年先をぼんやりイメージしてみましょう!果たしてまだ生き残っているでしょうか?
また、会社として一つのコンテンツやサービスに依存しすぎてはいないでしょうか?
これはやや個人的な見解になってしまいますが、自分的には一つのサービスに特化しすぎてる会社は基本的にリスクが高いと考えてしまいます。長く続いている会社だからこそ、既存ビジネスに固執しすぎず、新しいサービスや製品への投資を惜しまず、常に新しいことにチャレンジをし続けているという印象を受けます。なかなかそういう情報は入りづらいかもしれませんが、情報収集を積極的に行って、会社の方向性を調べることも大事なポイントです。
今の実績を次の転職に生かせない
仮に22歳から65歳まで働くとすると、キャリアは43年間になります。近年はひとつの会社で終身雇用というケースは少なくなり、キャリアの中で数回の転職があることは珍しいことではなくなってきています。
そうなると、ある会社での経験を、次の転職に活かしてつないでいくことが大切になります。いわゆる「キャリアアップ」の実現のためには、いかに現在の会社での実績や成果をアピールし、ステップアップができるか?が大事になってきます。
しかし、目先にとらわれた転職をすると、以下のようなリスクが考えられます。
こうなってしまうと、次への転職につなげることが非常に困難になります。
なお、注意点として、ブラック企業では忙しく働かされるために成長しているように感じますが、実は単純な作業で酷使されて疲弊しているだけのこともありますので、今一度自分の自分のやっている作業を振り返ってみることが大事です。
将来性を考えた転職をするにあたって意識したいポイント
ということで、転職は目先ではなく、いかに将来を見据えることが大事か?ということがお分かりいただけたでしょうか?
では、「将来性を考えた転職」は、どんなことに意識すればいいのでしょうか?そちらについて解説していきたいと思います。
自分の市場価値が上がるかを考える
まずは、そこに転職することによって自分の市場価値が上がるかどうか意識してみましょう。
「自分自身が成長できるか?」「自分のキャリアにとってどのようなプラスを期待できるか?」という中長期的な視点を持つことが大切です。
自分の成長実感や自己満足ではなく、あくまでも転職市場において第3者から見た価値が上がっているかどうか?を意識してみましょう。
その業界の10年後を想像してみる
かつて大手電気業界は日本の花形産業でした。しかし2000年代に入ってから、テレビやパソコンなどの事業の縮小・撤退・売却などが続き、スマートフォンの潮流に乗り遅れ、外国企業に買収されてしまうところまで出てきました。
電気産業が栄華を極めていた90年代には、このような苦境を想像するのはたしかに難しかったでしょう。しかし、テレビやパソコンがいずれコモディティ化することは予見可能でしたし、製造業の分野で中国や台湾や韓国が台頭してくる兆しはありました。
転職先に考えている業界の10年後を予測し、その業界に変化をもたらすシグナルがあれば察しておくことが重要です。キャリアは何十年も続くわけですから、目先の数年だけではなく、少なくとも10年後くらいまでは考えておく必要があります。
これからの10年を想像する際には、AI(人工知能)の影響を無視できない時代になっていくでしょう。AIに駆逐される業界、AIと共存していく業界、AIの影響がない業界、これから転職しようとする業界がどこにあてはまりそうか、考えてみると、少し先の世界も見えてくるかもしれません。
自分だからできる仕事をできているか?
最後は、自分ならではの仕事ができるかどうかです。自分の市場価値を高めるという意味でも、重要なポイントになります。人と同じことをしていても今後はますます差別化が図られ、自動化・AI導入により淘汰されていく可能性は高くなっていきます。
自分でしかできない・自分ならではのスキル・強みを活かしていくことで、強固なキャリアを進めていくこともできますし、仕事自体にやりがいを感じるようになります。「この分野はこの人に任せたい!」という信頼を勝ち取ることができれば、ますます相乗効果となって、自らの価値を高めていくことができるでしょう。
その仕事ができるナンバーワンやオンリーワンの存在になれれば鉄板ですね。そんな存在にになれた場合、予想をはるかに上回る好条件のオファーが企業側から届くことも多くあるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
目先の年収などよりも未来の自分をイメージして転職を考えたほうがよいということについて今回は解説してきました。
以下、この記事のまとめです。
・業界の10年後を考えた転職を意識する
・自分の市場価値が上がるような転職を意識する
・自分ならではの仕事ができるような転職を意識する
転職活動というのは想像以上に体力的にも精神的にもつかれます。今いるストレスに比べたら・・・と思うこともあるかもしれませんが、人生は次の転職が最後のわけではありません。
企業のブランドや年収の高さだけに囚われるのではなく、その企業に入社後、自分の価値を生かせるか?高められるか?に意識して転職をすることで、さらに市場価値の高い自分へと成長させることができます。
転職活動では「企業から選ばれる」のではなく、「企業を選ぶ」という感覚で行っていくことが大切です。
ぜひ、転職を考えている方のアドバイスになっていただけたら、幸いです。