そもそもプロテインとは?
プロテイン(protein)は日本語で「タンパク質」の意味を指します。
タンパク質というのは三大栄養素の一つで肉や魚、大豆に含まれています。
三大栄養素とは・・・ ・炭水化物 ・脂肪 ・タンパク質 |
プロテインの語源は古代ギリシャからあり「プロティオス」という言葉から来ています。「1番大切なもの」という意味があり、言葉の通り人間にも必要不可欠な栄養素です。
プロテインは主に牛乳や卵、大豆などから「タンパク質」を抽出し、余分な「脂肪」や「糖質」をカットして作られています。そのため効率的に栄養素を取得できる食品というのが「プロテイン」というわけです。
もし仮にタンパク質を身の回りの食事・飲み物で取り込もうと思うと、タンパク質以外にも脂肪や糖質を一緒に取ることになり結果的にカロリーオーバーになってしまいます。
プロテインってどんな種類があるの?
プロテインの大きく分けて4種類あります。
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ホエイプロテイン
プロテインといったら一番メジャーなのが「ホエイプロテイン」です。
ホエイとはヨーグルトの上澄みにできる液体のことを指します。
牛乳から作られているプロテインで体への吸収速度が速いことから、主にトレーニング後に飲むことで筋力アップの用途として使われることが多いです。
人気のホエイプロテイン
カゼインプロテイン
カゼインプロテインもホエイプロテインと同様に牛乳から作られています。
しかしホエイと比べると吸収速度が遅いため、
運動後よりも就寝前など長時間のたんぱく質補給に向いています。
人気のカゼインプロテイン
ソイプロテイン
名前の通り「ソイ」(大豆)から作られたプロテインです。ホエイプロテインと同様に筋力アップやからだづくりのプロテインとして利用されています。
ただ大豆ベースのため、水に溶けにくく粉っぽさがあり飲みづらいと感じる人もいるようです。
【原料】大豆
【メリット】長時間効果が持続し、代謝を上げて体を引き締める効果が高い。
【デメリット】水に溶けにくいため飲みづらい。
【用途】ヘルシーなプロテインとしての栄養補給
人気のソイプロテイン
エッグプロテイン
エッグプロテインはあまり聞きなじみがない方も多いかもしれません。名前の通り卵を使用したプロテインです。
卵の中の卵白(白身)を乾燥させてパウダー状にしたものを原料としているため成分は卵白と同じです。
ただ日本ではあまりメジャーでないため、手に入りづらく値段もやや高めの設定となっています。
【原料】卵
【メリット】体への吸収が速く、筋肉となりやすい。
【デメリット】値段が高く手に入りづらい。
【用途】激しい運動や筋肉トレーニング後に飲むと効果的
プロテインを選ぶポイント
いろいろ種類のプロテインを説明しましたが、
って悩んでしまう方が多いかと思います。
ここからはプロテインの選ぶポイントを説明していきます。
プロテインを選ぶポイントとしては大きく3つあると考えています。
・飲みやすさ
・タンパク質含有率
・値段
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飲みやすさ
これはかなり重要です。
プロテインには様々な味や種類があります。その中で「飲みやすさ」は大きなポイントの1つです。
プロテインは基本的に1袋・1缶単位で販売されてする場合が多く、だいたい1袋に50食分ぐらい入っています。
ということは1日2食と考えてもそれを1か月近く続けて飲むことになるわけですから、自分に合った飲みやすいプロテインを選ぶことは非常に重要です。
まずは少量購入してみて何種類か試してみましょう。そして気に入ったら継続購入という形が良いと思います。
タンパク質含有率
次にプロテインを選ぶポイントとしては「タンパク質含有率」を1つの指標として選ぶとよいとされています。
タンパク質含有率:プロテインに含まれるタンパク質の割合を示したもの |
タンパク質含有率がそのまま成分表に記載されていることはあまりないため、少し計算が必要です。
「プロテインホエイ100」を例にとってみましょう。
・タンパク質が25.3g ・全体量が35g |
計算してみると、25.3÷35=0.7142・・。
ということでプロテイン含有率は71.4%になります。
プロテインはタンパク質をとる目的で摂取する食品なので、まずはタンパク質の配分を意識しましょう。最低でも70%を一つの目安にするとよいと思います。
値段
プロテインは運動する人もしない人も薬のように一時的に飲むものではなく、継続的に飲むものですので長期的に摂取する前提で商品を選ぶ必要があります。
その中でポイントになるのは値段です。
最近ではプロテインも様々なメーカーが出しており、日本だけではなく外国産のもの安いのから高いのまでいろいろあります。購入手段も店頭で買えるものもあればインターネットでしか買えないものもあり、様々です。
インターネット限定のものは、店頭で売っているものよりも経費が掛かっていないため安く手に入る傾向があります。そのためドラッグストアやスポーツショップで探すだけではなく、インターネットでも色々調べてみることをお勧めします。
その上で
・1gあたりいくらなのか?(値段÷内容量(g)) ・飲みやすいか? ・タンパク質は成分はどうか? |
など自分なりの指標を決めたうえで、自分に合ったプロテインを探すのがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プロテインといっても様々な種類があり、目的や用途によってどれを選ぶのかは大きく変わっていきます。
しっかりそれぞれプロテインの種類ごとのメリットを理解した上で、自分に合ったプロテインを探していくことが大切です。