こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
ベンチャー企業・スタートアップ企業で働いたことはありますか?
最近では
AI(人工知能) バイオ 宇宙 フィンテック |
などの分野で新興の企業が次々と誕生しています。これら革新的な新しい製品やサービスを世に出そうとする新興の企業を、ベンチャーやスタートアップと呼んでいます。
ベンチャーとスタートアップの違いは社歴や社員数や資本金などでの明確な区別はありませんが、組織体制が確立しており、資金調達ができているほうがベンチャーと呼ばれるようです。なお、「ユニコーン」とは、企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャー企業をいいます。
今回はこれらの疑問について解説していきます。ベンチャー企業にチャレンジしたいと思っている方は是非参考にしていただけると嬉しいです。
ベンチャー企業に向いている人って?
ベンチャー企業は大企業とはさまざまな点で違いがあります。そのため、ベンチャー企業に向く人には大企業に向く人とは異なる特徴が見られる傾向があります。
ここではベンチャー企業に向く人のパターンを6つ紹介します。
ご自身がベンチャー向きかどうか、イメージして考えながら読み進めていってくださいね。
行動が早い人
ベンチャー企業に向く人の特徴として真っ先に挙がるのは、とにかく行動が早いことです。あれこれ考える前に腰を上げたり手を動かしたりするようなタイプの人です。
ひとまず実際にやってみて、もし問題が発生したらそのときどきで対応すればいい、というのがベンチャーによくあるスタイルです。よくある大企業の「実行する前に延々と会議を繰り返して結局結論は先送り」というのとは対極にあります。
もちろん最低限の根拠や成算はあるわけで、いいかげんな見切り発車ではありません。そのような行動先行のスタイルに対応できる人はベンチャー向きといえるでしょう。
積極的にチャレンジする人
失敗を恐れず果敢にチャレンジする人はベンチャー向きです。
たとえば、考え方や行動のパターンが以下のような人です。
・できない理由や可能性ではなく、できる理由や可能性を考える ・失敗する心配よりも、やってみてどんな結果になるかのワクワク感が先にくる ・失敗を後ろ向きでなく、成功への手がかりやヒントを得られた貴重な事例として前向きにとらえる |
また好奇心や探究心がある人もベンチャー向きといえるでしょう。
たとえば、知らないことや経験したことのないことに対して、自分の興味の範囲外と切り捨てるのではなく、
面白そうだから詳しく調べてみよう!
というふうに前向きに能動的に考えるタイプの人です。
こういったタイプの人は吸収力も早い傾向にあり、成長する速度も速いです。ベンチャー企業にはそういう人が集まっている傾向にあるので、刺激的な職場になるでしょう。
発想力がある人
ベンチャー企業は、今までなかった革新的な製品やサービスを世に生み出していく会社です。イノベーションを具現化する人以外にも、そもそものアイデアを思いつくことができる人もベンチャーに向いています。
また、発想するだけではなく、そのアイデアを他人に伝える能力が高い人や、人を引き付けられるプレゼンテーションができる人もベンチャー向きでしょう。
有名人として、アップルの創設者スティーブ・ジョブス氏がいます。
グラフィック面で優れ、個人に使いやすい画期的なMacや、社会に大変革をもたらした画期的なデバイスであるiPhoneを生み出した人物です。プレゼンテーションも非常に印象的でしたね。
ジョブズ氏に憧れ、「あの人のようになりたい」と考える人もベンチャー向きの可能性が高いです。
成果を出すまでやりきる人
多少の困難があっても、一定の成果を出すまでやりきることを求められるのがベンチャーです。ライフワークバランスを考えるというより、ワークこそがライフだというくらいの気合いで仕事に取り組める人はベンチャーに向いているでしょう。
毎日長時間労働で休日もあまりないことが多く、そこだけを見たらブラック企業にしか見えないこともあります。しかし、ただやらされているのではなく、自分の意思で懸命に取り組んでいるのが、ブラック企業との大きな違いとしてあります。
目標達成へのモチベーションが高く、肉体と精神にそれを支えるタフさがそなわっている人はベンチャーで働くと将来も大きな成長を期待できるでしょう。
自分の成長に貪欲な人
ベンチャー企業では、大企業と比べて担当する職務領域が広く、裁量権も与えられていることが多いのが特徴です。
というよりも、人手が最小限なことが多いため、幅広くさまざまなことをやらざるをえない部分もあります。エンジニア志望だったとしても、経理もやって会社のお金を管理することもあるかもしれません。
ベンチャーでの環境は、大企業にいるよりもさまざまな経験を積むことができ、成長することが見込めます。成長意欲が強く、向上心がある人にとっては非常に望ましい環境といえるでしょう。
また
・夢をかなえたい ・人に勝ちたい ・会社を大きくしたい |
の欲求を実現したいという動機が強く、前向きなバイタリティに溢れているような人もベンチャー向きでしょう。
リスクと向き合える人
ベンチャーにはリスクがつきものです。
一生懸命に仕事に取り組んでも、必ずしも成果が出るとはかぎりません。また成功への道半ばでベンチャーキャピタルなどからの資金が途絶え、資金繰りがつかなくなって会社が潰れる可能性も小さくありません。
そのようなリスクがあることを覚悟した上で仕事に取り組める人は、ベンチャー向きといえるでしょう。
たとえば原始時代で例えると、今住んでいるところで食料になるものが少なくなってきたときに、他の場所に移り住むことを躊躇しないような人のことを指します。現状に安住するよりも、危険を冒してでも未知の可能性に賭けるタイプといえるでしょう。
ベンチャー企業の場合には、大企業の有名なサービスや製品を作るところから始まるためそれが確立されるまではリスクはつきものです。そのため、いかに誰にもまねできない革新的なものを作り上げることがでるかが重要です。
リスクを覚悟するだけでなく、思いがけない困難に遭っても臨機応変に対処する能力がある人も向いているでしょう。
ベンチャー企業に向かない人の特徴5つ
ベンチャーはその経営スタイルが非常に先鋭的です。そのため、ベンチャー企業には向かない人のほうが多数派かもしれません。
ここからは、ベンチャー企業に向いていない人の特徴を5つ紹介します。
行動よりも先に考えてしまう人
ベンチャーでは
・Try&Error(トライ&エラー) ・Go for Broke(全力で立ち向かう) |
といったような精神で活動しているところが多いです。
つまり「まず行動してから考える」スタイルです。
そんな中で、やる前に考えすぎるような人はベンチャー向きとはいいづらいです。慎重で行動が遅めなのはまだしも、あれこれ言い訳するばかりで結局行動しない人にはベンチャーでは難しいでしょう。
また、失敗を極端に恐れるような人もベンチャーには不向きです。減点主義の多い大企業と、挑戦したことを評価するベンチャー企業とでは、カルチャーが正反対のイメージになります。
スピードに対応できない人
ベンチャーは革新的な製品やサービスなどを世に送り出すのが使命です。
ただ、革新的とはいえ、同じような製品やサービスは他人も思いつくことが多いです。そのため、ライバルよりも一歩でも先んじようと、ベンチャーは毎日熾烈な競争の真っ只中にいるといえます。
また、ベンチャーは会社が絶え間なく変化していきます。たとえば会社の方針転換があったり、新領域に踏み出したりすると、同じ会社だったとは思えないほどにがらっと変わることがあります。成長によって組織の規模が大きくなると、ベンチャー的な雰囲気が消えて大企業のようになったりすることもよくあります。
そのようなベンチャーのスピード感についていけない人は、ベンチャーでは仕事をしづらいでしょう。
変化に対応できない人
ベンチャーではある日突然新しいプロジェクトが立ち上がるなど、そのときどきで業務内容が大きく変わることがよくあります。ある意味では、変わり身の早さがベンチャーの信条ともいえるでしょう。
そんなとき
など狭く限定してしまうタイプの人は、ベンチャーのこの変わり身に対応できない可能性が高いです。変化を面倒なこと、煩わしいことと捉えてしまう人にはベンチャーは難しいでしょう。
新しい状況に代わっても、そのために必要なことが想像できなかったりしたり、目的意識が薄く会社が目指していることにあまり興味がない人もそもそもベンチャー企業にいてもあまり楽しくは感じないでしょう。
決断力のない人
大企業では課長や部長など一部の人にだけしか決定権がなかったり、何度も会議を重ねてようやく物事が前に進んでいきます。しかし、ベンチャーでは個人個人の自由度や裁量が比較的大きい傾向があります。
なぜならスピード感を持って業務をすすめるためには、現場で決められることは現場で決めるというようにする必要があるからです。
しかし、決定権だけあっても決断力がなければ意味がありません。
迷ったりまごついたり責任回避ばかり考えるような人がいると、その人がブレーキになってスピード感が失われてしまいかねません。権利とともにそれにともなう責任も引き受けられる人でないと、ベンチャーでやっていくのは難しいでしょう。
会社に高待遇や安定を求める人
一般にベンチャー企業は待遇がそれほど良いとは言いにくいです。大企業並みの高待遇や高収入を得られるのは、そのベンチャー企業自身が成長して大企業になった後のことになるでしょう。
高待遇が受けられると期待するよりも、ベンチャーでは突然会社が潰れて職を失うかもと心配するほうが大きいです。大企業のように安定して稼げる製品やサービスを確立できていない段階にあることが多いためです。
また、ベンチャーは給与が受け取れるかどうかや社会的な立場なども不安定な傾向があります。そのため、会社がこれから成長していくという前に高待遇や安定を期待する人はベンチャー向きではないでしょう。
会社と一緒に成長していくという意識がないと働き続けるのは難しいです。
ベンチャー企業に向いていない人がとるべき行動
と考えても無理はありません。
みんながみんなリスクをとりたがるようになったら、逆に社会は安定感を欠いてしまうかもしれないからです。実際問題として、故スティーブ・ジョブズ氏のような人物が、それほど頻繁に現れるともなかなか想像つかないですよね。
ベンチャー企業はその語源どおり、冒険心に溢れている人に向いています。そのタイプにあてはまらない人には、安定している企業のほうが向いています。そのような堅実派が多いほうが、社会的にもバランスがとれているのでしょう。
という強い意志がないのであれば、敢えてベンチャー企業に入社するリスクを冒す必要はないと思います。まずは、安定している企業への就職や転職を優先して、その中でやりたいことを探してくというスタイルでもよいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はベンチャー企業に向く人・向かない人、ベンチャー企業ので経験できるメリットなどについて解説してきました。
今回のまとめです。
・行動が早い人
・積極的にチャレンジする人
・発想力がある人
・成果を出すまでやりきる人
・自分の成長に貪欲な人
・リスクと向き合える人
【ベンチャー企業に向いていないない人とは?】
・行動よりも先に考えてしまう人
・スピードや変化に対応できない人
・変化に対応できない人
・決断力のない人
・会社に高待遇や安定を求める人
やってみたいことが明確でかつ成長意欲やチャレンジ精神が旺盛な人は、ベンチャー企業に向いています。将来的に自ら起業したいと考えている人にもおすすめです。
今一度
今の会社でできないことなのかな・・・?
と考えてみることも重要です。
ベンチャー企業に転職することだけが目的ではないので、
・有名企業でもベンチャー気質の会社に転職する ・自分で副業を始めてみる |
など選択肢は様々です。無理せず自分のできそうなところからやっていくのが良いでしょう。
ぜひ参考になれば幸いです。