こんにちは、ゴウ(@GouBusiness)です。
日常生活において必要不可欠なクレジットカードですが、引き落とし預金にお金を入れるのを忘れてしまって
なんてことはないでしょうか。
実はクレジットカードの支払いが遅延してしまうと、いろいろとペナルティがあります。
そもそもクレジットカードの支払いは後払い
そもそもクレジットカードの支払いは後払いです。これが一番の利点と言っても良いでしょう。
クレジットカードは、商品を購入する時に信用払いという形で現金を必要とせず後払いで買い物ができます。そして使った分は翌月、または翌々月に分割または一括で支払いを行います。
この支払いに遅れると、どんなペナルティがあるのでしょうか?を解説していきたいと思います。
支払いに遅れるとどうなる?
支払いが遅れるとクレジットカード会社は「回収」と呼ばれる、いわゆる取り立てを行うようになります。しかし、この対応のレベルもどの位遅れているかによってレベルが異なります。
1日でも遅れたら、差し押さえが来たりする!なんてことはもちろんありません。
今回は、
どのくらい遅れるとどんな対応になるか? |
について紹介していきます。
このケースはあくまでも一般論ですので、全てに当てはまるとは限りませんのでご了承ください。
支払い日から1日~3日:連絡ナシのケースも
とても意外ですが、支払日から1日~3日くらいの支払い遅れは、特にクレジットカード会社から連絡が来ないこともあるそうです。
そのため、この時点までに支払いが遅れていることに気づいたり、引き落としができていないことに気づけば、支払い遅れにすらならないこともあるそうです。
もちろん厳密には支払い遅れとして記録されることもあるのですが、多くのクレジットカード会社ではこの辺りの日数は誤差の範囲内ということで、いきなりクレジットカードの利用停止をしたりとか個人信用情報に「ペケ」をつけることはないそうです。
しかし、これが初めての延滞じゃない場合には話が大きく変わってきます。
例えば延滞の常習とクレジットカード会社側から認識されているような場合は、非常にまずいです。
実は支払い遅れが常習になってしまっている場合は支払い日・引き落とし日に入金が確認できないと、ものすごい勢いで電話がかかってくるようになります。
というのも実はクレジットカード会社も1日から3日程度の支払い遅れであればあまり連絡をしてこないという説明をしたところですが、基本的には支払い遅れは支払い遅れできちんと認識しているそうです。
ちなみに、銀行引き落としを利用している場合は、引き落とし日からきちんと引き落としができたかどうかのデータがクレジットカード会社に届くまで、2日程度、時間がかかるケースがあります。
そのため支払い遅れが常習でも、支払日から1日から3日であればクレジットカード会社から連絡が来ないというケースもあります。クレジットカード会社側もこの時点では支払いが遅れているということに気づいていないというわけです。
支払い日から3日~1週間:まだ不問で済むケースあり
さすがに支払日から3日くらい遅れると、クレジットカード会社から連絡が来ることがあるそうです。
しかしこの段階でもまだ本当に支払いの意思があるのにも関わらず、忘れているだけというケースがあったり、悪気はないけれど、引き落としが失敗している、ということもあるので、クレジットカード会社も対応はソフトのようです。
具体的には登録している携帯電話番号に電話がかかってきて
というような丁寧なものだそうです。
この時にきちんと
今すぐに支払います、明日には確認してもらえると思います
のように具体的に数日以内に入金することを確約できれば、それで問題ないケースもあるようです。
支払い日から1週間~2週間:カード停止も視野に
このくらいの日数になると、一時的に入金が確認できるまでクレジットカードが利用できなくなることもあるそうです。
ちなみに、初めての入金遅れの場合はこのくらいの期間までカードの利用停止はないケースもあるそうですが、常習的に支払日に遅れることがあると、ここまで待ってもらえず、引き落とし日の3日後にはカード利用停止!ということも可能性としてはあるそうです。
支払い日から2週間~1ヶ月:放置すると強制解約も
ここまで来ると
完全に支払いの意思 or 能力がない |
と判断されて、クレジットカード自体の強制解約や強制退会という可能性も出てくるようです。この頃には電話も毎日かかってくるようになりますし、手紙も送られてくることがあるそうです。
このくらいの段階になってしまうと平和的な解決はほとんど難しく、「一括で全ての残債を支払って欲しい」と言われることがあります。
つまり今までは分割払いで良かったものが「全て一括で支払ってください」と、最後通牒を突きつけられることもあるというわけです。
こうなると例えばクレジットカードの利用額が100万円で、毎月の分割支払額が10万円くらいだった場合は一気に100万円を現金で支払わないと裁判沙汰になってしまう可能性も出てきます。
支払い日から3ヶ月~:裁判沙汰に!
一般的に支払日から90日以上が経過すると、金融事故という扱いになるそうです。
この段階までくるとクレジットカード会社だけの問題ではなく、個人信用情報機関に
この人は金融事故を起こしました |
という記録がつくようです。
その上で、いわゆる裁判沙汰になることも珍しくないそうです。
この段階まで来てしまうと、クレジットカードは強制退会がほとんど確実で、その後他社も含めて新しいクレジットカードを作ることも難しくなる可能性があるということでした。
裁判で負けるとどうなる?
さて、では裁判まで行って負けてしまうどうなってしまうのでしょうか?
実際のところ、支払いの延滞でクレジットカードの利用者側が逆転勝訴するということはまずないとのことです。
どれだけポジティブにとらえたとしても弁護士などが間に入って和解交渉を行うか、訴えそのものを取り下げてもらえれば良い方だということでした。
敗訴した場合は強制執行と言って、
給料や自宅にある金品の差し押さえが可能になる
ということでした。もちろん給料は全額差し押さえというわけではないのですが、会社の代表者に、裁判所などから強制執行を行いますとか、給料の差し押さえをこの人に対して行うので対応してください、などの連絡が入ることになるので、まず会社に借金をしていることがバレる可能性が高いようです。
ぶっちゃけ取り立てって怖いの?
今は貸金業法などの改正も進んでいて、金融庁からの指導も入っているのでそこまで取り立ては強くなってきているということです。
言ってはいけない言葉なども業界で定められており、きちんといつまでに支払うということや支払意思を明確にしていれば、そこまで強い口調で何かを言われるということはないそうです。
ただし、これはあくまで一般論であって、クレジットカード会社によってはかなりきつい取り立てをしていることもまだあるそうです。
家族が代わりに支払ったり電話に出ることはできる?
クレジットカードの取り立てが怖くて、家族が代わりに支払ったり、代わりに電話に出て対応するというケースもあるのではないでしょうか?
すると基本的に、クレジットカードの利用情報やそもそも契約しているということ自体が個人情報に該当するので、たとえ家族であってもクレジットカード会社としては対応することができないということです。
本人確認ということで電話の際には生年月日や住所、その他様々な内容を聞くことがあるのですが、これに例えクリアしていたとしても、必ず本人からの電話かどうかは確認しているそうです。
仮に本人からの電話でない場合は、一切契約状況も教えられないし交渉に応じることもできないと言われるのだそうです。
クレジットカード会社側からは何もアクションすることはできないそうですが、
家族が代わりに
「きちんと支払いを代わりに行うことになったので、この日までに入金します。入金が確認できたら、もう本人への取り立てはやめてください」
などの、メッセージを伝えることは可能だそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたミスによる支払い遅延が最悪、裁判沙汰になることもあるなど、いかにして危険なものだということが、おわかりいただけたのではないでしょうか。クレジットカードは現金と異なり使った感覚がマヒしがちなので、計画的に余裕をもって利用することが大切ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。